〜キリスト誕生物語(邦訳)〜
東京都西東京市。多摩地区でも西のはずれにあるこの街に、今日新しい命が誕生しようとしています。
新しい命の父となる方はこの方、西東京市で建築業を営む切須併人(キリス・ペイト)さん(48)。
ーいよいよですね、ペイトさん。
切須「そうですね、予定では今日の夕方といことなので、もう緊張してしまって」
ーはじめてのお子さんということですが。
切須「これまではずっと仕事、仕事で。若い女房をもらって、ようやく子供をさずかる事ができました。」
奥様の切須真里亞さん
ー今日はお子さんの誕生を祝って、東関東国際教育大学方言学部名誉博士のみなさんもいらっしゃってくれています。
名誉博士・木尾メルさん
名誉博士・田猿ハルさん
名誉博士・粕葉有さん
東方の三名誉博士「おめでとうございます」
切須「あ、ありがとうございます。」
切須「どなたですか?」
(インタビュアーだけに聞こえる声で)
ーいやちょっとわからないですね…。突然いらっしゃったので…。
切須「はあ・・・。」
ーところで切須さん、お子様のお名前はもう決められていらっしゃるんですか?
切須「ええ、もう。女房と話し合って決めました。」
ーお名前は?
切須「イエス。」
ーは?
切須「人の言う事を素直に聞く、いい子に育ってくれるようにと。イエス、です。
ー切須イエスさん、ですね。素敵なお名前です。
切須「ありがとうございます。」
ーでは、そろそろ忙しくなってこられると思いますので、我々はこのあたりで失礼致します。
本日はありがとうございました。
切須「いえ、こちらこそ。ありがとうございました。」
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本日クリスマスはイエス・キリストの誕生日となっております。
キリスト教徒でないものにとって、言ってしまえばぜんぜん関係ない他人の子の誕生日。
上記文章の異様な盛り上がらなさこそ今日の本質ではないか、というご提案でございました。
とはいえ、そういうつまんないこと言ってると女の子にモテないゾ!!ということで。
皮肉屋の皆様におかれましてはうっかり冷めたことを言わないよう、唇を噛み締めながら今日という日を乗り切って頂ければと思います。
それでも今日を皮肉いっぱいに過ごしたい!という方におかれましては、こちらのご用意がございますので、ぜひ。
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「キリスト」って多分名字じゃない
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