「ここ最近、野菜が足りてないな……。野菜食べなきゃな……。」
と、思い、きのうおとといと二日続けてサラダバーのあるファミレスへ行きました。
そのファミレスは接客がとてもきちんとしており、時間帯を大きくずらして行ったにもかかわらず、サービス担当の方が僕の事を覚えてくれているかんじの微笑みで「いらっしゃいませ」と言ってくれました。
「お1人ですか?」
という質問に笑顔で「あ、はい」と答え席に付き、日替りのランチを注文。
ライスやパンは自分で取りに行くスタイルでおかわり自由。
注文したミックスフライ的なものが席に届き、先ほどの方とは別の女性が
「ライス、お持ちしましょうか?」
と、聞いてくれました。
炭水化物はとくに必要ないかんじだったので、
「あ、大丈夫です。」
と微笑み返すわたし。
基本的に自分で取りに行くものを持って来てくれるなんてすごい。
そしてこの表情
ハマヤマの方針として、
「お客さんは店員を呼ぶ為に店に来てるわけじゃねえんだ。
それぞれに人と話したりとかゲームしたりするために来てるんだから、余計な手間を取らせないようにいいタイミングで察しておかわりとか聞きにいったりいかなかったりおせっかいになれよ。
チェーンの店が安くうまくで頑張ってるところにきて、木っ端居酒屋が戦う場所はまず気遣いからだろ。」
などと、ひごろ従業員に話しているわたしですが。
業務を外れ1人の際に、他のお店の店員さんに気遣われるのがちょっと人として道を外れたレベルで苦手です。
冒頭のやりとりの中において心にうずまく
(このひと心の中では『こいつ二日続けてきやがった』とか思ってるんだろうな……。)
(こんなに目尻下げて口角上げて笑うことなんて普通ねえだろ……。作り笑い。これ作り笑いってやつですよね?)
という泥水のようなきもち。
そしてそんな人間にも「ライスお持ちしましょうか?」と聞いてくれる優しさに抱く
(1人の時は口を開きたくないし表情筋を1ミリも動かしたくないめんどくさいでも仕事とはいえわざわざ話しかけてくれているんだから反応しないのはとても申し訳ない)
(こんなことを日々考えていたらほんとうにだめになってしまうんじゃないか……。それでいいのか……。)
というきもち。
世の中にはけっこうな数、こんな感じの被害妄想や卑屈さ、気弱さに溢れた人がいるのではないか。
ということで、「私の心の中の泥水サービス」を始めます。
家電量販店で発生しがちな受け答え
ご来店の対応に出た従業員に無言で上の画像にお見せいただく、もしくは従業員の目を見つめ、片方の目を2秒ほどつむって頂ければそれだけでサービスが開始されます。
わたしのようなタイプの方がもし他にもいらっしゃるとして、そのよりめんどうくさいポイントである
・店員さんを呼ぶため「すいません」の一言を発する前に(忙しいんじゃないか)(もし気付かれなかったらもう一度よぶのか)などど考えた結果呼ぶのはやめる
・そしてぐるっと見回して店員さんに気付いてもらえないと軽くイラッとする
というポイントや、
・たまに2人連れとかで店に行くと別人かというほど明るい
・しかしその次に1人で行って、前回のテンションのまま店員さんに接されるとどうしたらいいかわからなくなる
というポイントもカバー。
【心の中の泥水サービス八箇状】
・不自然な笑顔を浮かべません
・滞在中、声をかけません
・目が合ったらそっと近づきます
・オーダーは指差しで承ります
・スイッチの切り替えを察します
・お帰りの際にポイントカードを薦めません
・「いらっしゃいませ」と
・「ありがとうございます」はきちんと言います
・不自然な笑顔を浮かべません
・滞在中、声をかけません
・目が合ったらそっと近づきます
・オーダーは指差しで承ります
・スイッチの切り替えを察します
・お帰りの際にポイントカードを薦めません
・「いらっしゃいませ」と
・「ありがとうございます」はきちんと言います
このような。
かんじで一度やってみます。
ただ普通に考えて望まれる方がそれほど多いサービスではないと思うので、自然消滅する可能性が高いです。
そして当店の従業員そのようなプロセスを抜きに、極力そのあたりを察していくかまえです。
「俺みたいなやつでも気楽に過ごせるように、接客能力を高めろ」という点は日々伝えてありますので、お1人でも安心してご来店ください。
スイッチが仕事側に倒れると反動で異様におせっかいになってしまうわたしもふくめ、日々精進して参ります。
あと「二日続けてきやがった」とか思う店はそもそもそんなに世の中に無いと思います。
でもこの店がそうだったとしても他の店の店員さんはちがうかもしれないから……
チェーン店は笑顔とかないほうが裏を想像しなくていいから安心できる……
このままチェーンの接客がちゃんとしてくると居場所が無くなってしまう……
自分の居場所をつくる戦い
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