①
②
店を出た老紳士は貧しい男の子の横に立ち、話しかけました。
「きみ、きみはいったい毎日何をみているんだい?」
貧しい男の子は老紳士を見上げます。
「うん、おいら、あの分厚いロースとんかつがくいてえんだ。」
「うるさい!!小汚い餓鬼め!!」
老紳士は激高して腕を振り上げ、
「見苦しいんだよ浮浪児!!メシがマズくなる!!お前はこれでも喰らえ!!」
と叫ぶと、貧しい男の子に生レバーを投げつけてきました。
「そいつを持ってさっさとスラムに帰るがいい!!」
そう言い放つと、老紳士は店の中に戻って行きました。
〜つづく〜
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