この地域に昔から住んでいる人や、地域のコミュニティに属している人がよく来店してくれるようになりました。
売上的にも安定し、どうにかしばらく潰れることはなくやっていけそうです。
しかしそれでいいのだろうか。
それでいいのか
そもそも私が居酒屋を始めようとした動機のひとつに「地域とのつながりが発生しない人種にも、気軽に行ける店があればなんかもっと気軽に暮らせる気がする」があったのではなかったか。
その動機を満足させられる店になっているのか
例えば自分が線路の反対側、成田西あたりに住み、都心に仕事を持って井の頭線で通勤している32歳だったとして、この3年間の集客活動の結果ハマヤマに来るようになっているだろうか?
たぶん来てない
たぶん来てない、というかそもそも存在に気付いていないだろう。
永福町と明大前の間くらいから環八の向こう側まで、この3年間でのべ4万枚くらいのチラシをポスティングしたものの、「地方から出て来て仕事や学業のために都内に住み、食事は基本外食、休みの日は別な場所へ遊びに行くか家で過ごす、要は“土地に根付いていないタイプの人間”」にとって、ポストに入っている地域情報満載のチラシなどゴミ以外のなにものでもないのでまず読まない。
さらにそういうタイプの人間は地域のコミュニティにも参加しない。
地域のスポーツチームや青年団への参加などもってのほかだろうし、たぶんアパートやマンションの隣人の顔も知らないので、そういった繋がりから地域の情報が入ってくることもない。
TwitterなどのSNSでも地域との繋がりは皆無であろう。
人は子供が産まれるまでは基本的に地域のなかで余所者なのだ。
しかしそんな余所者でも、28歳を越えてきたくらいから
・ビビン丼
・家系ラーメン中盛り麺固めライス大盛り
・パリパリチキンカレー400g辛さふつう
・ビッグマックセットポテトLコーラL
・ミラノ風ドリアとなんかパスタ
・牛丼特盛
のバリエーションで日々の食事を回して行くのはどうかな…と思い始める。
「チェーン店、好きなんだけど、そろそろ栄養のバランスとか考えないとまずいかな…」
「ていうかもうそれなりな年だし、チェーン以外になんか行きつけの店とかあってもいいんじゃないかな…」
「このままチェーン店にしか通わないまま74歳とかになるのかな…」
「それはちょっといやだけど…」
「店探すとか…くっそだるいから…今日はビビン丼でいいか。」
そんな人種向けの販促物です。
なんか大事な手紙っぽい封筒入り
直球なメッセージ
内容はごくふつうに店の紹介
結婚式の招待状っぽい封筒に入っているため、ポストから直でゴミ箱へ行くことはまずありますまい。
このような形で新たな客層の発掘にとりかかる所存です。
よろしくお願い致します。
さておき、当店は2店舗目の出店を考えているので「立ち上げから飲食店にかかわりたい」という方を募集しています。
待遇はこちらをご確認ください。
2017年6月オープン予定です。
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