全国各地の産地で行う作業工程数は極力減らし、首都圏近郊の加工場に作業を集約することで効率化を図る、という当初の目論見がキツくなっていく!!
ジビエを商品化、販売する工程は大きく分けると
- トドメさし
- 内臓除去
- 剥皮
- 背割(背骨に沿って真っ二つに割る工程)
- 大割(「モモ」「ロース・フィレ・バラ」くらいに大雑把に切り分ける)
- 精肉(各部位の肉から余計なスジやリンパを取り、肉の形に整形する)
- 包装(真空パックに包装)
- 梱包・出荷
- 営業
に分けられる、当初はそのうち2.までを現地で行う作業としたかったものが、今では4.もしくは5.まで現地で行う工程になっている!!
しかも食肉処理業の許可を取るために、現地の加工場にかかるイニシャルコストもかさんでいく!!
でも!!
まだ行ける!!
試算してみたところ、2.〜5.までの工程を行う施設が1,200万円までで建設できれば!!
稼働期間中のランニングコストとイニシャルコストの回収を押さえた上で、ちょっと利益が出る!!
それはこんな施設だ!!
ジビエ一次加工所
そのような経緯を踏まえ、上の図を持って大手ゼネコンから中堅ハウスメーカー各社へご相談のメールを送信しました。
「上図のような施設を作るのに、おおよそどの程度のコストがかかるか?また、この施設が発注された場合、請け負っていただけるか」というような内容の相談です。
それに対し、各社からの回答は!!
- 黙殺
- 弊社では扱っていない案件
- 弊社では大手すぎてコストが見合わない
の、3択!!
ありがとうございます!!
特に黙殺してくれたところ、アーザァーアアッス!!
絶対忘れない。
黙殺してくれた所は一覧表にして保存しました。
が、さておいて。
このジビエ一次加工所は、弊社ではなくその地方の自治体に運営していただく目論見だったのです。
「建設」というステップをクリアできた場合、この加工所の成否は、何をおいてもまず「品質の高い屠体を手に入れるための、地元の猟友会の協力」にかかっており、ポッと出の我々が各土地の猟友会へ話に行っても信用と協力が得られない。
そのため、自治体もしくはその土地の企業の副業として運営していただくべく提案していくのがよろしかろう。
ということ。
そんなことをぼんやり脳裏に置きつつ各社にメールや電話をしていて、黙殺されまくっての最終盤、ふと「あ、これ入札になるんだ」ということにようやく気づきました。
なんか将来必要になった時に見返すための「黙殺しやがった会社一覧表」も、
「ハウスメーカーにしてみたら、自分のところで請け負えるかも分からない上に前代未聞な施設なんてそれはまあめんどくせえし相談にも乗れないか」
と考え直して削除。
「とはいえメール一発返すくらいはするだろ…」
とまた考え直してゴミ箱から元に戻し、気持ちを切り替え、
「これは設計屋さんに相談して、おおよその価格と『標準設計』みたいなものを作ってもらって、その金額と設計図面を自治体に渡し、各地の工務店で入札・建設してもらうのがベストやね」
という方針へ転換。
もちろんうまくいかないのですが、明日に続く!!
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