今回目指した料理はこちら
寧夏夜市の台湾鉄板焼き屋にて
です。
先日、料理の幅を広げるために行った台湾旅行の成果一発目です。
ものすごくアジアンな味わい、秘密は多分この八角。
八角
滞在中に豚・羊・牛の鉄板焼きを食べた中、牛炒めは特に八角の含有率が高く、エスニック風味が強いものでした。
一番上の画像の奥にあるもやしとキャベツを炒めたものを含め、全てに大量の油・ニンニク・油漬けの唐辛子が投入されている所に加え、牛特有の牛臭さとぶつけて持ち上げるためか、牛炒めは特に八角が多い。
が、それが異様にうまい。
死体のような目をして店内のムービーを撮りまくる客として、そこの従業員および地元のお客さんにがっつり見られていたため、「うまい」リアクションの写真は一枚も無いものの、そのうまさは「コレは店で出そう」と思うに至るほど、間違いないうまさ。
仮に自撮りでリアクションを撮影していたとしても、鹿メンチの時と同じく「うまさ」的なものが何も伝わってこない写真になっていたことであろう。
ただ感動は間違いないものだったので、台湾滞在最終日は各市場を巡って調味料を購入しました。
肝心の”八角の粉”はもちろん見つからず、油漬けの唐辛子やそれにエビが加わったもの、ホタテが加わったものだけ購入してしおしおと帰宅。
近所のスーパーですり鉢とスリコギを買い、店に余っていた八角を持って帰って”八角の粉”を自作するところから今回の研究を開始。
自宅で
「牛炒めは確かにうまかったけど、おれ牛より豚が好きだなー」という理由でまずは豚肉で味の再現を目指し、途中の工程は飛ばして、完成したものがこちら!!
店で使ってる皿と同じ
日本に帰ってきて野菜室を見たら、安売りでまとめ買いしたニンジンが腐りかけておりましたので、もやし炒めはニンジン入りバージョンになっています。
余計でした。
さておき、試作一発目ですでにかなりの完成度。
そこそこうまい
ただやはり豚肉だと八角の風味を支えきれずに完全に負けてしまい、不味くはないけれどひま一つ物足りない。
試しにと思って一緒に買ってきたラムのスライスで作り直したところ、今度は羊のクセと八角のクセが全くマッチせずに普通に美味しくない。
結局牛肉を使い、玉ねぎと一緒に炒め、油漬けの唐辛子・八角の粉共にほどほどが一番美味しい、という所に落ち着きました。
今日もしくは明日もしくは近日中、日替わりメニューに『台湾風牛炒め』が記載されたおりにはぜひご賞味ください。
ただ八角の風味が苦手な方は、試食させた際に
「うわっなんだこれ飲み込めない!!」
「口に入れた瞬間、っていうか鼻の近くに持ってきた段階でムリ!!」
と言っていた店長のごとくなりますので、ご注文の前に八角風味が大丈夫かどうかをご検討ください。
「パクチーがムリな人は多分ムリ」
「角煮に入ってる八角は全然大丈夫なんですけど、レベルが違う」
とも言っておりました。
私はムリでした
注意喚起のため名称は『台湾風 牛肉の八角炒め』に改めます。
店長の感想由来の印象が最悪ですが、好きな方は多分ものすごく好きだと思います。
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