虫を育てるブログ、風雲急を告げる第七回!!!!


来るべき食糧難そのとき、ボロをまとった一人の男が砂塵の中から大八車でやってくる!!

「虫だ!!虫おじさんだ!!」

我先に駆け寄るガリガリに痩せたちびっ子たち。

「今日も来てくれたんだね、虫おじさん!!今日も食べられる虫を配ってよ!!

21世紀末、中国で異常発生し海を渡ったイナゴの大群に襲われた関東平野で、虫は貴重なタンパク源になっていた。
牛豚鶏はもはや過去の伝説、わずかな虫すらをも奪い合う生活。

そんなとき、虫おじさんは先々週突然村に現れた。

よく太った虫を無償で配って

「これからはおじさんがいるから大丈夫だ、私のことは虫おじさんと呼ぶといい」

と言った。

救世主が現れた。村人は歓喜しちびっ子たちは虫おじさんが現れるたびに駆け寄っては虫を求める。
そんな光景が今日もまた村を笑顔に包んでいたがしかし!!


「あ?配る?まさかお前らずっとタダでもらえるとか思っちゃってんの?」


虫おじさんの正体は悪徳虫おじさんだったのだ!!
虫をめぐる争いを起こさなくてもいい、そんなことをしなくても栄養満点な虫が食べられる、そんな生活に人々が慣れた頃を見計らってギリギリ払える金額で虫を売り始める、それが虫おじさんのやり口だ!!



ここしばらくのハマヤマひまつぶログはそんな人物を目指すブログです。

     

今回は虫ことジャイアントミルワームをサナギにします。


おそらく第6回で述べたとおり、この虫は群れで生活させている限りサナギにならないため、仕切り付きのプラケースへ個別に収めてサナギ化を促します。

個別に収めるため、まずはふるいをふるってパン粉と虫を分離する。

最初に届いた虫を木屑から分離させる際に使った青いカゴ

最初のふるい作業

は、目が細かすぎて木屑すらうまいことふるえてくれず、延々20分ほどGIFの動作を繰り返したため、今回はその反省を生かしてより目の荒いカゴを購入。

第5回にて購入

これならここにザーッと虫入りパン粉を流し込めば

虫入りパン粉

カゴの中に虫だけ残って簡単に選別できるはず

どんどん落ちていく

虫も全部落ちた

青いザル再び

だったのだがしかし、今度は目が荒すぎてパン粉はもとより虫まで余裕で通り抜けてしまったため、また延々とザルをふるう。

パン粉は木屑より抜群に粒が大きいため、今回かかった時間は30分しかもなんとなく少なくなったかなくらいまでしかふるえていない。
おそらく今後これを改善する回をもうけると思われる。

が、さておき、どうにかなんとなくパン粉は少なくなり、結局最後は手でガッと掴んではふるって虫だけ残し、手でガッと掴んではふるって虫だけ残し、を繰り返し、どうにか分別は完了。

それをピンセットでつまんではプラケースに移し、またピンセットでつまんではプラケースに移し、を繰り返すことまた30分。

虫は宝石になった。

なってない

圧倒的気持ち悪さを一回体験しているため、

今後も多分これ以上はない

個別になるとさほど気持ち悪さを感じない。

フタ閉めた

雑魚寝のタコ部屋から個室に移り始まる新生活。
個体差がかなりあるがしかし、どのタイミングで分離すればよりサナギ化しやすいのか、成虫化後により多くの卵を産む成虫になりやすいのかをチェックしたいので、そこは気にせず作業を進め、買った虫のうちおよそ2/3を個室へ移動。

216匹

もともと光を嫌う虫、加えてサナギの状態は非常に光に弱くなるので、ダンボールに入れて

入れて

閉じる

閉じ、定期的に経過を観察するものとする。


今回はここまで!!

次回!!!!

生命の神秘!!!!

乞うご期待!!!!!!


あと今日明日のハマヤマは秋休み中なためお休みをいただいています。
秋休み中のご予約は食べログネット予約をご利用ください。
金曜日のご来店お待ちしてます!!


食用昆虫はこちらで売る予定です。
今のところは鹿ジビエメニュー専門店。
飲食店さんからのジビエメニューのご発注、お待ちしてます!!

珍食堂




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