昨日においてはケルヒャーオプションのパイプクリーニングホースが届いたけど排水管掃除に使い始めて即ケルヒャー本体が壊れた、ということですが、本日の皆様におかれましてははいかがお過ごしでしょうか。
今日のひまつぶログは


直すぞ!!

コロナのせいで時間は腐る程あるし!!


というブログです。

昼夜問わずハマヤマブログ7年弱の歴史の中でもっとも役に立つブログになる予定ですので、ご自宅のケルヒャーが壊れた際に参考にしてくださいまずはネジを外して中身を出します。

6角レンチで外すネジが8箇所ある

小さいうえにネジ穴が浅くしかも柔らかい

深いところにあるものは最悪、しかも錆びてる

いきなりネジが外れない。

深い場所に小さく浅いネジ穴があって強烈に回しづらいうえ、浅い場所にあるものでもネジの金属が柔らかくてなめってしまい、簡単には直させまいとするケルヒャー社の意思が感じられる。

がしかし、今回のものはそもそも壊れているのでここから何をしてさらに壊れたところで後悔はない、と思えばネジなど飾り。

ネジの周囲を金切バサミで切り取る

こうなって

ネジ穴ごと本体から切り離す

壊す覚悟があるのならネジで止まっているものなどはネジ穴ごとネジを外してしまえばオッケー、ということで金切バサミを駆使してえぐり取る。

塩ビの管の中にネジが通っているので

管を切り

撤去

最初の2本は本体の外にネジとめ用の管が露出していたので金切バサミのみで比較的簡単に撤去できましたが、それ以降のものは本体を貫通してネジが通っているので金切バサミだと手間が大きい。

しばらく眺めているうちに「溶かしちまえ」と思いつき、はんだごてを加熱。

はんだごてで

溶かして

溶かして

マイナスドライバーで摘出

手慣れて来たため作業手順にもこだわり始めます。

このネジは

上から摘出そして

開腹

はんだごては14年前、学生時代に友人へ時限式の花火を送るのに使って以来ずっと工具箱に入っていたもの。

爆竹一箱とドラゴン数本がセットされ、一式詰まった箱を振ったり開けたり壊したりしても爆発するようになっていたそれは茅ヶ崎の砂浜まで運ばれ、15分遅れで爆発したという。

ケルヒャー本体の本体

さておき、無事本体から本体を取り出せたので故障しているであろう場所を探します。

使用中に突然止まり、かつ別に異音も焦げ臭さもなかったので、電源部分の接触不良が原因と思われる。
カルキか腐食で茶色い汚れが付いている金属部分が電源ボックスらしきパーツを抑え込んでいるので、まずはその金属部分を除去します。

6角ネジを外してここを除くと

これがポロっと取れる

金属部分を止めている6角ネジはしっかりした作りなのでむしろ簡単に外せ、本体を止めていたネジの脆弱さとケルヒャー社のいやらしさが光る。
そして電源ボックスはネジどめではなくツメを引っ掛けるスタイルでフタがなされている。

ツメ

ツメ

強引に外したら折れたツメ

マイナスドライバーでツメを引っ掛ける部分を押したりこじったりしているうちに折れり外れたりしつつ、どうにか電源ボックスオープン。

電源ボックスを開けるとまず「ツマミをひねるとスイッチがオンになる仕組み」が露出するので、それを外します。
熱中しすぎてわりと肝心なこの部分の写真を取っていませんが、ただ言えることは「わりと強引にいっても折れないから大丈夫」です。

その仕組みを外すと今度は「赤茶色いスイッチ本体」に手をつけられるようになりますが、その中に用があるのでそのフタもマイナスドライバーをグッと差し込んでグッとねじってぐりっと外してください。
ここは多分ある程度の加減をしないとスイッチ本体が壊れます。

電源ボックス構成パーツ

どうにか壊さず外せるとその中はこんな感じになっています。

こんな感じ

同じ形をした金属部品はシーソー状になっており、スイッチをオンにするとシーソーが倒れて通電する模様。

このパーツが

上のぼっちに接触すると通電するっぽい

観察する限り、接触部分が稼働時の振動で摩耗、もしくは単純に錆びや汚れで通電しなくなっている風なため、まずはしっかりと拭いて錆びや汚れを落とし、その上ハンダで接触部分の肥大化を試みる。

ステンレス用

しかしステンレス用のハンダだったため材質が馴染まず、小さな鉛の玉とヤケドが完成。

銅には馴染まないらしい

うっかりヤケド

仕方がないので接触部分の肥大は諦め、シーソー側を強引に接触させるべくペンチで曲げる。

ビフォー

アフター

あとはシーソーパーツを戻し、スイッチ本体にフタをし、スイッチをオンにする仕組みを戻し、電源ボックスを復旧。

無事戻る

さらにそれを本体へセット、上の金属部品も戻して六角レンチを締め

本体の完成

本体を本体にセットし

セット

本体を閉じてビニールテープで固定。

なぜならもうネジが使えないから

ネジ摘出にできた穴も一応ビニールテープで塞ぎ、作業終了。

手術痕

塞いで完成

ケルヒャー社の技術力、そしてハマヤマの技術力が合わさったフランケンケルヒャーの完成である。

しかも驚くことにこれで本当に直っているのです。

買えば1万円強するものがヒマな時間で完全復活。

この類の作業が好きで同じ症状のケルヒャーをお持ちであれば、試して損はないと思いますので、ぜひ一度お試しください。

そんなわけで本日土曜、綺麗になっているはずの排水管と共にご来店お待ちしてます!!


カテゴリー: ひまつブログ

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