【08/13 menu blog】 虚無 【アルバイト募集中】

バイトの大学生陣が夏休み真っ盛りななか、結構それぞれエンジョイぶりに濃淡があるな、という気づきを迎えた今日この頃、皆様におかれましてはそれぞれの夏をエンジョイしていらっしゃいますでしょうか。

私におきましてはお盆絡みで仕入れ仕込みが年間通じて最もキツい昨日おとといを経て明らかに夏バテを迎えやや目の下にクマができています。


夏休みの過ごし方において「お前特に予定のない日何してんの？」という質問をぶつけ、上振れの方で私を震撼せしめたのは「ジム行ってますね。後はTOEFLの試験あったんで勉強してました」という回答。

「何目的でそんな鍛えてんの？」という質問に特に明確な答えはなく、どうやら「自分を高める」という目的に特化して夏を過ごしているようであり、それはそれで「コイツやべえな」という気持ち。

一方逆サイドでは「寝てますねー。ホントやることないんで昼ごろ一回起きて、親がご飯作ってくれてあるんでそれ食べて、やることないからまた寝て、起きたら夜で『ああ1日やり過ごした』みたいな感じです。」という圧倒的虚無の回答。

それを聞いて以降この時代の「価値観の多様化」「自己実現」などについて考ていますが、長くなるので要点だけ抽出すると「『こうあるべし』みたいな価値観が否定されて多様になってるいま、めんどくさいけど『どんな大人になりたいか』を自分で作っておかないと年齢的に大人になってもずっと子供のまま上から叩かれ下から抜かされ気づいた時には酷いことになってるぞ」ということ。

いい大学行っていい会社行ってマイホームマイカー一姫二太郎目指しときゃオールオッケーだった時代などは大きな括りで言えば「誰かが言った通りにやってるだけ」だったものが、格差やら先進国の少子高齢化やら資源の取り合いやらでかつての「幸せ」が本当に幸せと言い切れなくなったために「どのような大人になるか」から自分で考えないとならない若者、マジ大変。

私にできることはそのような若者を強引に打ちっぱなしに連れ出し延々とクラブを振り続けさせることだけ。

大人とはかくも無力なものか。


としつつ、本日のおすすめは【気仙沼産　カツオ】です。

市場お盆休みの都合で明日からは白身魚主体のメニュー編成となりますので、カツオや真あじを召し上がられたい際には本日のご来店をぜひ。

よろしくお願いいたします。