
オキタカベ
まず腹側が白いことから、下から海面を見上げた時に海面が白く光る程度にしっかりと光が通る浅さに住んでいる。
魚類の腹側の色はその魚を下から見上げた際の保護色になっているため、これだけしっかり白いということはまあ結構浅い、30~50mくらいではないか。
次に背側の色が黄色い。
これは腹側からとは逆に、背中側からオキタカベを見た時にその先に見える色が黄色、もしくは黄色が溶け込めるカラフルな色合いであることを示しているため、底が砂地ではなく磯や珊瑚などわりと色合い賑やかな場所に住んでいる。
産地が普通に八丈島なのでそれはまあ間違いないのではないか。
加えて内臓の匂いが天然真鯛とほぼ同じ、かつ確かしっかりした歯がついていたので、オキタカベの主たる食事は藻類ではなくそこそこ硬いエビカニ類や貝類などであり、その点からしっかりとした旨味が期待できる。
またフォルム的にそこまで泳力が高くないことから、潮の流れが激しい場所ではなくわりと海中の澱んだ場所に住んでおり、ゆえに筋肉による旨味ばかりではなく脂の甘みもまた期待できる、ということが分かる。
つまり旨味も甘みもしっかり、が期待できる、ということではないだろうか。
詳しくはお手持ちのスマホで検索してくれよな!!としつつ、オキタカベはそのような魚類であることが期待できる魚類です。
藻を食べていたり藻を食べている魚を食べていたりするとカレイや通常バージョンのスズキのように身が磯くさくなりがちゆえ、検索せずとも上記の情報でまあなんか大体合っているのではないかと思います。
長くなりましたがざっくりと要点をまとめと「美味しい」ということですので、ご来店の際にはぜひ。
よろしくお願いいたします。
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