長野のやや辺境に位置する私の祖母の家は築が江戸終わって間もないくらいの歴史を誇るため、足の弱った祖母のために薪の風呂をガス焚きの風呂に変えた今もってなお壁があの壁のままであり、正月に訪れるたびにうっかりもたれかかって嫌な思いしがち。
さておき、今日のおすすめはそんな【北海道産 松皮ガレイ】。

これはヒラメ
わりと泥の中に住みがちで泥の中に住まうゴカイなどを食べて育ちがちなカレイ類の中にあって、マコガレイと並んで珍しく砂地で甲殻類を食べて育つカレイなため、磯臭さがなくどなたにも美味しくお召し上がりいただけるカレイとなっております。
うす汚いとは言ったもののそれは上の写真のような天然のヒラメと比べてのものであり、むしろ誰からも見えない腹面をあのように真っ白に美しく仕上げているヒラメの方が魚類的には異端なのではないか。
いずれにせよお客さんの目の前に届くまでには皮を剥がれ身を削がれてカレイともヒラメとも見分けのつかない美しい白身の刺身になっておりますので、ご来店の際には腹面のビジュアルは気にせずぜひ。
よろしくお願いいたします。
0件のコメント