【12/05 menu blog】 大人の階段登る 【火曜日は生中300円】 【来年から月木は貸切専用営業日】

いまさっきバイトの面接に来た高校生、ついに親同伴で面接に登場。

もし親御さんがこのブログを読んでいらっしゃった際のために先ほどの繰り返しでもう一度申し上げますが、高校３年生になったらもうバイトの面接は一人で行かせた方がいいと思います。

そして当店はわりとお客さんの子供がバイトに来がちゆえ今後のためにお伝えしておくならば、お子さんを子供のまま大事に養ってあげている親御さんのとこのお子さんは多分ここのバイトにフィットしない。

最終的に社会へ出して誰かのために何かができ、その対価として報酬をもらう一人の大人として生きていける、私はその方向性で親に育てられ、私自身もそれが親子そして社会のために正しい、と思っていますので、「辛いなら大人の階段なんて登らなくていいよ、負担があるなら受け持ってあげるからね」的な価値観で育てられた子供とはまず反りが合わないと思われる。


そしてこれは今日来た子がどう、という話ではなく、いい感じの大学決まった日本のキッズ全般に対して言えることとして、一生懸命塾やら予備校に通ってようやく国内の高学歴と言われる大学に入学が決まった君らのことを私は「普通の枠内にいる物覚えのいい子」程度にしか思っておらず、物覚えと大人としての優秀さを等列にみていないため、大学名を自分の優秀さと履き違えない方がいい。

私は高校３年間をバイト漬けで過ごし、また入試の三日前に高校の中庭でかまくらを作ってはしゃいだ上で人に言えば「すごい高学歴じゃん!!」と言われる程度にかしこな大学に受かっている。

あんなもんで受かるなら勉強すれば東大くらい行けるだろ、と思っており、ゆえにそんなものより「きちんと遅刻せずに仕事に来られる」「大人に向かって臆せず挨拶ができる、会話ができる」「失敗を素直に反省して吸収できる」といった大人の素体としての能力の高さの方が学歴なんかより遥かに大事と思っている。

つまるところ人として大切なのは人として人と接する能力よ、ということですが、本当にそういう方面に教育界の指針が向かってくれねえだろうか。

自分が若い頃と比較するのはなんかヤバい感あるので控えるとして、飲食店の店長およびオーナーとして若者と接してきたここ14,5年の間で考えても「子供は子供として大事に」的な方向で育てられている子供が増えている気がする。

多分その結果で一番ワリを食っているのが、そういった子らが最初に接する外部の大人になりがちな全国各地の飲食店店長やオーナーであり、皆一様に「マジでキツい」と思っていると思う。

各企業の採用担当者は採用した新卒がかつて所属していたバイト先の店舗に報奨金出してくれよ!!

俺たちだいぶお前らの緩衝材になってるぞ!!


として、本日のおすすめは【鹿児島産　天然真鯛】の昆布締めです。

天然真鯛がそもそもめちゃくちゃうまいに加えて昆布締めでさらにうまい、ということで、ご来店の際にはぜひ。

よろしくお願いいたします。