「やっばいなこれ、どこから来たんだよ」などと言いつつその生態を調べたところ、汚泥などが溜まってぬめりが出ている箇所などで産卵・繁殖する生態だとわかり、ほぼ丸2年水を流してこなかったグリストラップを開けたところ
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
となったため、営業再開前に「吸い込んだら呼吸がヤバい感じになる煙が出る薬剤」や熱湯を流し込みまくっておおよそ殲滅。
多少の名残が事務所に出るようになったがしかし、事務所にお客さんと食品は無いからまあ見かけるたびに掃除機で吸って殺せばいいか、とし、そのようにするうちにその年の夏は終わり、夏の終わりと共にチョウバエは姿を消しました。
が、昨年、コロナの影響は残るもののまあまあ普通に営業するなか、今度は事務所にチョウバエが大量発生。
昨年殲滅したものと思っていた彼らはまだ全然生き残っており、がしかし厨房からの排水溝からは一切発生しない、それもそのはず我々は厨房の排水溝に日々熱湯や「吸い込んだら呼吸がヤバい感じになる煙が出る薬剤」を流して掃除をしまくっているからだ。
であるならばその発生源は床下、当店開店前にこのテナントがまだ住居兼店舗スペースだった頃、風呂場だった事務所の床下に塞がれず口が空いたままになっている元浴室用のパイプがあり、そこに溜まった水近辺から発生しているのではないか。
そうなるともう発生源に対して対処のしようが無い、であればとにかく成虫を殺しまくるほかない、吸い込むと前頭葉に何かよくない刺激を感じるチョウバエ用殺虫剤を大量噴霧だ!!
という形で去年はまあまあ早い段階で抑え込んで終了。
去年がかなりいい形で抑え込めたため、今年は多分かなり少なかろう、と思い、実際去年よりだいぶ数を減らしたために油断していた一昨日。
一昨日・その前日と続けてものすごいヒマだったので早めに発注などを終え、さて多少見かけられるチョウバエでもぶち殺しますかね、と女子トイレのドアを開け、特に見かけられず閉め、男子トイレのドアを開け、
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
となり、即座に中に入ってドアを閉め掃除機で延々と吸い続けて見かけられる限りは惨殺。
どこから!!
来てるんやこいつらは!!!
結論
ということですが、長い前置きがあったうえで、結論としては多分男子と女子の手洗いシンクから伸びるパイプの中が発生源なのだろう、ということです。
これまで「雨が降るとなんか増えるな〜」「やっぱ湿度が上がると成虫になりやすいのかね〜」などと話していましたが、あれはそういうことではなく、「雨が降るとヒマになるからトイレの手洗いシンクが使用される頻度が激減する→パイプの中の幼虫や成虫が流されなくなり、シンクの排水口から出てくる数が増える」ということだったのではないか。
またトイレの他に事務所にだけ湧くのは、事務所の床下に口を塞いでいないパイプがあるのは前提としつつ、「厨房」と「トイレの手洗い・元浴室」で排水が2系統あるため、トイレの手洗いシンクから伸びるパイプ内で湧いたチョウバエは事務所側にも出てきてしまう。
事務所に大量の殺虫剤を撒くとトイレのチョウバエが増える、という現象もあり、「どこかでトイレと事務所が繋がっている」という仮説はあったもののそれがどこかはわかっていなかった、その仮説の中の繋がりがパイプの中だった、ということのはずだ。
厨房側はそちらとパイプを共有しておらず、かつ熱湯やヤバい煙の薬で完殺しているので発生しない。
そもそも事務所が浴室でなくなって10年も経つのにいまだにそこから伸びるパイプが湿っている、という考え方がおかしかった。
なんとなく「トイレの手洗いシンクからのパイプなんて石鹸と水くらいしか流れてないからそこが発生源なんてあり得ないでしょ」と思い込んでいましたが、思えば私は研修中のバイトに「この排水口の中も指が届く限りでいいからキッチンペーパーで拭いてくれ、なんかぬるぬるしてて気持ち悪いから」とか言っていた。
それを思えば石鹸と水くらいしか流れていなくても十分チョウバエの発生源になりうる、ということなのだろう。
そして一昨日、その仮定に沿ってヤカンで熱湯を沸かしては手洗いシンクに流し、ヤカンで熱湯を沸かしては手洗いシンクに流し、途中長老植田に
「陶器に熱湯かけたら割れちゃうんじゃないですか?」
と言われるもなおヤカンで熱湯を沸かしては手洗いシンクを流し、を繰り返すこと小一時間。
床下で繋がっているとされる事務所の方には前頭葉がチカチカ痛むほど殺虫剤を撒いて対処。
このブログはその作業が終わったのち、今もってヒマな店内にて作成しており、もし金曜に出勤してチョウバエがいなかったら「殲滅成功」として公開する所存、つまりこれを誰かが読んでいる、ということは当店はついにチョウバエ完全殲滅の方法を見出した、ということだ。
多少の名残をさらにブチ殺すためにまだしばらくは熱湯を流しこむ必要があるだろう、そしてあるいはその過程で陶器が割れることもあるかもしれない、でもアイツらをぶち殺せるなら陶器の一つや二つが割れたから!!
なんだ!!
殺してやる…!!
絶対に殺してやるぞ!!!!
ということで、開店からの年数の割にビビるほど綺麗な当店がさらに綺麗になりましたので、本日のご来店をお待ちしております。
おすすめは【宮城産 アナゴ】の天ぷらです、よろしくお願いいたします!!
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