ニュアンスとしては「見かけました」ではなく「見かけてしまいました」という気持ち、そして思うところとしては「若作りしはじめたら年寄りなのではないか」ということ。
若者は若作りしない、なぜなら彼らは若作りをしなくても事実若いからだ。
若作りは「自分はもう若者ではないがしかし若者でありたい」という気持ちがなくては発生しないムーブメントであるため、若い言葉使いを意識して若作りし、いくら「まだ自分は若い」と自らに言い聞かせてみたとて無意識的にはもう自分が20歳前後の小僧小娘ではなく30歳であり40歳であり50歳であり、ということを認めてしまっている。
上記の理屈は言葉にせずともなんとなくみんな思っていることなので、客観的に見ても若作りしている人が「若い」と思われることはなく、むしろ「なんか頑張って若いふうを保とうとしている年取った人」をくっきりと浮き彫りにしてしまう。
つまり若作りは若さを保つ秘訣にはなりえず、人類がその年齢にして最も若くあれるのはむしろその人がその人の年齢なりの有り様である様に振る舞っている時、ということになるのではなかろうか。
現実に今この瞬間が一番若いし死ぬ瞬間までその瞬間が一番若いぞ、ということ。
「いやいや昔の方が若かったでしょ」という向きもあるでしょうが、それについては「だからなんだ」ということです。
今この瞬間の自分こそが自己ベストであり今後おそらく更新していくはず、その様な気持ちが「気持ちが若い」ということなのではなかろうか。
あと18歳くらいからずっと18歳くらいと一緒に仕事している身からして、いつの若者も将来への不安、現実の自己と乖離したプライド、恥ずかしみ、経験と知識の不足で体が重くて大変そう。
ジジイそしてババアになることに何か悪いことがありましょうか。
受け入れるのです…
「勝たん」とか言うのを止めるのです…
なんかちょっと世代のズレた若者言葉が混じった発言がすごく「世代を経てきた感」を感じさせるのでそれはもう止めるのです…
こちらへ…
こちらへいらっしゃい…
ここは中年そして高齢者の国、恥ずかしみの壁が壊れたワンダーランド。
あなたのお越しをずっと待っていますよ…

さておき
そんな本日のおすすめは【宮城産 かつお】。
台風の予想が不確定ながらそうは言ってもうっすら涼しくなってきたしまあまあお客さんは来るもの、としてそこそこな量を仕入れてありますので、足の早いカツオはそれなりに売れてくれないとけっこう困る。
そのようなこちらの事情のみならず、お客さんサイドとしても注文して損のない、脂の乗ったいい感じのカツオをなっておりますので、ご来店の際にはぜひ!!
よろしくお願いいたします!!
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