
検死結果
出勤してひとまず客席用注文タブレットを立ち上げようとしたところ、タブレットの画面に「Wi-Fiが接続されていません」の注意が表示されていた。
それ自体はWi-Fi環境の悪い特定のテーブルに設置されたタブレットでまずまず発生することなので、いったん注文用アプリを閉じ、アンドロイドOSの設定からWi-Fiを切断、すぐに接続、注文用アプリを再度立ち上げる、といういつもの手順で対処、平素のエラーであればそれで接続が終わって正常に使用できる状態に戻る。
がしかし、注文用アプリが立ち上がる間に他のタブレットも起動しておこうと別なタブレットのケースを開いたところ、そこにも「Wi-Fiが接続されていません」の注意が表示されていた。
もうこの段階で「何か面倒なことになっている」は悟りつつ、それでもなお面倒なことになっていない可能性を信じてさらに別なタブレットのケースを開く、もちろん「Wi-Fiが接続されていません」の注意が表示されている。
最初にアプリを立ち上げ直したタブレットを確認すると、それにももちろん再び「Wi-Fiが接続されていません」の注意が表示されている。
僕は「新たなタブレットのケースを開いて注意が出ていないかを確認してみる」という無駄な抵抗を止め、これが「注文端末に関わるWi-Fiにだけ不具合が起きているために発生している問題」なのか、もしくは「注文端末に関わるWi-Fiのみならず、外の光回線と中の光回線を繋いでいるモデムからもうダメになっているために発生している問題」なのかの切り分けを開始した。
当店のネット回線はモデムから先で「注文端末用」と「それ以外用」二つのWi-Fiルーターに分かれており、「それ以外用」の方でひかり電話を繋いでいるため、まず受話器をあげてあの「回線がつながっていれば鳴るプーっていう音」がするかどうかを確認、音がしない。
次にパソコンを立ち上げてネットに接続を試みる、が、それもWi-Fiが接続されていない。
「外と中を繋いでいる回線もしくはモデムがダメ」をA、「中で分岐した先の注文端末側Wi-Fiだけで問題が起きており、それ以外用Wi-Fiは普通に使える」をB、「それ以外の原因」をCとして、想定される復旧の面倒臭さはA・C・Bの順と予想され、この「パソコンと電話がネットに繋がらない」はAに該当する。
僕は「帰っちゃおっかな」と思った。
なぜならめんどくさかったからだ。
が、帰っちゃっても問題が解決しないことは明らかなのでそこはグッとこらえ、まずはモデムの電源を一度落とし、モデムから各Wi-Fiルーターにつながっている線を一旦抜いて、それらを再接続。
再びパソコンの前に戻り、パソコン側からもWi-Fiを一旦切って再接続、「ハマヤマ」を検索したのちControl+Rを一定間隔で叩くこと10秒、Googleの検索結果画面が表示される。
次いで電話の受話器をあげてみると、今度はそちらもあの「回線がつながっていれば鳴るプーっていう音」がする。
なんかわかんないけどモデムに起こっていたなんらかの問題は「そもそもなかった」もしくは「復旧した」のどちらかで使用可能になった、いずれにせよこれ以上Aについて何か試さなくてもよい。
加えて言えばそれでタブレットも復旧した可能性があるので、一度パソコンを離れタブレット置き場へと向かい、先ほど閉じて放置したタブレットを開き、アプリを閉じ、アンドロイドOSの設定からWi-Fiを切断、接続、アプリを再度立ち上げ、「マスターを更新しています」の表示、それが消えて「接続しようとしています」のグルグルが出る、「Wi-Fiが接続されていません」の注意が表示される、ですよね、と思ってパソコンに戻る。
本当は「接続しようとしています」のグルグルが出たあたりで(ああダメだな)と気づいていたものの、それでも一応最後の注意まで付き合った。
なぜならすごいめんどくさかったからだ。
自力で復活に至るにせよサポートセンターに電話してその指示のもと復活に至るにせよ、どうにもならなくてオンサイトで修理してもらうにせよ、この先の道はどれも困難というほどではないにせよどう考えても間違いなく圧倒的にものすごくめんどくさい。
ダブレットオーダーの導入を検討していた段階からいずれこの日が来ることは想定していたし、そうなったらこう対処しよう、も決めていた。
が、「想定し対処も決めていた」と「めんどうではない」はイコールではない。
想定していようが対処を決めていようが、めんどくさいものは普通にめんどくさい。
パソコンに戻り、次はBの「注文端末用Wi-Fiが死んでいる」を試し始める。
そちらのWi-Fiは回線容量の多くを注文端末とのやりとりに割いている(と僕はイメージしている)ため、「それ以外用Wi-Fi」に比べてやや通信速度が劣る。
が、それでもそのWi-Fi経由でインターネットに繋ごうと思えば繋げるので、また「ハマヤマ」を検索してWi-Fiとして生きているかを確認。
めんどくさいながらにも、理想で言えばそれが繋がらなければよかった。
それが繋がらなければ問題はほぼ「注文端末用Wi-Fiルーターの故障」で確定するので、今日中は無理でも明日には業者が来てルーターを交換、そこまでうんざりするような出費もなく復旧できる。
普通に繋がった。
そうなるともう「それ以外の原因」のCが原因となるが、ここまで来ると「それ以外の原因」というか、「注文端末からオーダーを入力、POSレジとプリンターに出力するサーバー」くらいしか問題になりうる機械がない。
それはレジの下にしまってあるのでそこまで移動し、
(これで直ってくれれば…)
(まあこういうのって基本的には直らないけどな…)
(直らなかったらサーバー交換か…)
(各機械の交換費用やらオンサイトでの出張手数料やらだと軽く20万は越えてくるな…)
(20万払ってなおこの土曜に結構多くのお客さんを店前まで来させたすえに追い返すことになるな…)
(あー)
(20万はいいわ…)
(追い返すのか〜)
(ここまで来たお客さんを追い返すか〜)
(追い返すのか〜)
と、考えながら再起動。
想像された通り問題は解決されることなく、「予約のお客さんとおおよそ全ての不手際を許容してくれる超・常連さんだけ案内してオーダーとレジには人力で対処する」「あとのお客さんには帰ってもらう」の方針を当店スタッフに説明。
その後サポートセンターに電話し、「こんな感じでしたけどサーバーが死んでますよね?」「死んでますね」のやり取りを経て翌日の修理及び費用の話をし、予約のお客さんと予想通り来店した超・常連さんの一人を案内し、超・常連さんに長々と愚痴を垂れ続け、22時前には営業終了となりました。

張り紙にもめんどくささが出てしまっている
このブログは9/14のブログを名乗りつつ実際には前日13日の営業終了後に作成されているため、サーバーがきちんと直っているかどうかは現段階では不明となります。
ダメだった場合はまたこのブログとSNSでお知らせしますので、ご来店の際には一度ご確認いただければ幸いです。
諸々諸費用がかかることについてはそれなりに納得しているがしかし、さっきのあの「サーバー死んでますよね?」「死んでますね」のやり取りで33,000円取られることにまだ納得ができていない。
ほぼほぼ俺がやってるじゃねえか!!
「まずはモデムの電源を落としていただけますか?」
みたいな部分を他者とやり取りするのがクソだるゆえ、大概のアクシデントにかかる際には問題の根本まで自分で進むようにしている。
サポセンとの電話においては「もうこれはほぼ確実にここが多分ダメなのだろう」とされる要因を「ここがダメ」と確定しただけであり、それ以降はむしろあちらの利益になる会話しかしていないのに!!
三万とんで!!
三千円!!
…でもまあ!!
そんな個別のパターンに対応できるような料金体系の仕組みなんてもう2025の世間にはほぼ存在しないから!!
しょうがないんだけどね!!!!!!!!!!!
として、ご来店をお待ちしております。
当店は当店が得られる利益が変わらない範囲内であればかなり融通が効く店。
今日も小さいお子さんがいるテーブルの唐揚げは小さめにカットして出しちゃうぜ!!
何回も利用されてる団体には「もう飽きてると思うんで、ちょっとコースの内容変えます?」とか聞いちゃうぜ!!
刺盛りの量が明らかに多いテーブルには「ちょっと減らしたほうがいいですね」とか提案しちゃうぜ!!
刺盛りの例はちょっと不適格だったけど、その程度の気遣いなら当店にとって損にならないからな!!
として、ご来店をお待ちしております。
よろしくお願いいたします!!
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