私の認識としては「マイナーな魚類」に分類され、マイナーな魚類ゆえ基本的にはあまり売れず、一部好事家によって多少消費された残りが刺身の盛り合わせのワンパートとして提供されていく、というイメージの魚類なのですがしかし、どういうわけだか今年本当にすごく売れている。

形がいい
強いて言えば老眼だと「青鯛」が「真鯛」に見え、間違えて注文されているのではないか。
がしかし、昨日などに「青鯛」「真鯛」が並んでいても「青鯛」を注文する方がままいらっしゃる。
マイナーなだけで旨みが強く、ご注文いただいて全く損は無いものの、マイナーゆえにただ不思議。
かつては「コチ」や「ホウボウ」、「ハタ」などのマイナー魚類をメニューに入れてはあまり売れず、結局上記のような雑な売り方、最悪の場合は南蛮漬けなどでお通しにしてどうにか使い切る、という悲しいパターンを繰り返しており、「あんまり喜ばれない魚入れてもな…」として現在のような「メジャーどころで4種固めて残り1種にややマイナーな魚を入れる」というスタイルに魚の仕入れを変えた経緯があるのですが、あるいはいまならその辺のマイナー魚類枠を一つ増やしてもどうにかなるのではないか。
常日頃からまず「かんぱち」が固定され、2枠目へ「牡蠣」「鮎」「サンマ」「磯ツブ」などの加熱する系サムシングを入れ、ついで夏は「かつお」、冬は「ぶり」が入り、4枠目を「ひらめ」「まあじ」「真鯛」のどれかが埋め、あと1種にその時期旬なマイナー魚類がちょろっと入ったり4枠目の魚が出張ってきたりする、というまあまあ固定化されたメニューを見ては「だせぇ〜」と思っていたので、ちょっと変わった魚を入れても売れてくれるとメニューがクールになってとても嬉しい。
ついては本日【三宅島産 尾長鯛】も同時にメニューに入っておりますので、そちらも合わせてややマイナーな魚類をぜひ。
しばらくマイナーな魚類2枠でやってみて、また南蛮漬けを多用するようであれば現在のスタイルに戻す、という形でやってみますので、マイナー魚類を多めに食べたい方におかれましてはとりわけ青鯛・尾長鯛をぜひ。
よろしくお願いいたします!!
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