〜世界の食卓から〜
第三回
蜂の子の甘露煮

世界に散らばる様々な食品を通して文化を学ぶブログ、世界の食卓から。
第三回は再び長野県にもどり、「蜂の子の甘露煮」です。

DSC00385
ビジュアルからして厳しめ

このブログを書くにあたってひとまず有楽町界隈に集中しているいろんな県の物産館に行ったのですが、先に言ってしまえば今のところ「食品としてのギリギリ感」は第一回のイナゴと今回の蜂の子がピークです。
ギリギリ感ある食品は「昔のお百姓さんが庄屋に追いつめられた結果生み出した貧困のウルトラC」だと思っているのですが、その考え方で言えばイナゴ蜂の子そしていずれはご紹介しようと思っている「ざざ虫」を食べてしまった長野県民の貧困度は群を抜いていたのだろうと思います。
他の県で昆虫を使った加工品はあまりありません。

長野県出身の方が読まれていると若干癇に障るかもしれませんが、そんな私が長野の百姓の孫ですのでご容赦ください。
身内ならバカにしてもセーフ、という風潮を存分に活用していきたいと思います。


そんな蜂の子の生前の写真はこちら。
わりとグロテスクなもの大丈夫な気でいる私ですが、ちょっとぐっとくる感じだったのでリンクにしておきました。

これを食べようという精神はちょっとどうにかしていると言わざるを得ない(リンク先グロ注意)

完全栄養食と言われるハチミツや、栄養ドリンクにも多用されるローヤルゼリーなどを食べて育つ蜂の子は間違いなく栄養満点。
これを食べていたお百姓さんの元気さに、生かさず殺さずで追いつめていたはずの庄屋もビックリだったことでしょう。

佃煮にされたイナゴもそうですが、元がなんなのかを忘れて食べてしまえば味は普通に甘露煮です。
WHOも「今後は昆虫食が重要になる」という談話を発表したことですし、世界的な飢餓がやってくる前に「食としての昆虫」に慣れておくのも一手だと思います。

妙なもの食べる担当のチャンことタカヒロが有給でどこかへ遊びに行っていたので、代わりにアラサー女子鷲尾店長が蜂の子の甘露煮を食べる様子をご覧下さい。

妙なモノを食べているはずが意外と普通だったときの代表的な反応

さりげなく「有給が取れる優良店」であることをアピールしたところで今週はここまでです。

今日からメニューにのせておきますので、気が向いたらぜひ。

ではまた次回!!

カテゴリー: ひまつブログ

0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください