【12/11 menu blog】 カルパッチョ再評価の流れと白子ポン酢など

昨日、友達二人と来店した開店準備のバイトをしてくれている近所の奥様が、

「刺身食べたかったんだけど友達が嫌いって言っててあんま頼めなかった。カルパッチョならまあ、って言ってたけどねー」

ということを言っており、カルパッチョに思ったより強めな需要があるらしいことが判明。

ゆえ、本日におきましては【天然真鯛のカルパッチョ】がメニューに入っております。

「なんかほどほどに売れるけど出してる側としていまいちピンと来ない」としてわりと最近メニューから外したカルパッチョですが、寝かせた真鯛であればドレッシングの油分と酸味と魚の味わいが喧嘩せず、納得できる仕上がりになるからまあいいかな、というメニューです。

寝かせた真鯛がドレッシングと喧嘩しないのは「クセがなく、脂が少なく、旨味がほどよく出てかつ身が柔らかい」からであり、「そこまで整った魚なら普通に刺身で食べた方がうまいんじゃないかな…」という気持ちが捨てきれませんが、普通にうまいはうまいのであとはお客さんの好みの問題ゆえ、そこで選択肢を消すのは店として無粋、ということではないかろうか。

また「なんかほどほどに売れるけど出してる側としていまいちピンと来ない」の代表格たる「カンパチのカルパッチョ」は、先ほどあらためてピンと来なかったゆえ、引き続き封じておこうと思います。

でも好きな人がいるならあれはあれでいいのかな…カンパチの脂質と身質がドレッシングとバッチバチになってると思うんだけどな…。

そもそも「生魚と生野菜を一緒に食べること」にわたし個人の好き嫌いとしてピンと来てないからこんなに抵抗感あるのかな…。


さておき、葛藤のないオススメとしては、【岩手産　殻牡蠣】の焼き牡蠣、この時期こそが旬の【白子ポン酢】、脂のノリと赤身のバランスが非常に良い【島根産　カツオ】など、本日もいい感じの海のものが揃っておりますので、ご来店の際にはぜひ。

お待ちしてます!!