御前崎!!(静岡県)
天然ぶりのウロコは金束子で落とす
昨年末、私が上京して初めてアルバイトした府中の居酒屋のマスターが亡くなりました。
カウンター内側お客さんの死角でローキック、背面を通り抜けざまお客さんの死角で背中に弱パンチ、と当時で考えてもそこそことんでもない暴力おじいさんでしたが、そこでのアルバイトで飲食店の面白さを知り、その後耳元怒鳴りおじいさんや灰皿投擲おじいさんなど各業種のやばいおじいさんの元を転々としたのちハマヤマを開店した私にとって飲食の入り口と言える店のマスターだったため、訃報を聞いた際には「マジすか」「あの人死ぬんすか」と返信したものです。
そしてそんなマスターの店で当時社員として働いており、お互い自店舗のオーナーとなった今でも付き合いのある人から昨日
「ヒラマサはウロコ引きでやっちゃダメだよ」
というダメ出しラインをいただきました。
細かいウロコは金束子の方が取れる、というかヒラマサ含むブリの仲間はウロコが細かく金束子でウロコを引く魚類のカテゴリーに属するという。
インスタにあげたこの写真を見たのではないか
本日のブリとカンパチよりそのスタイルに切り替えています。
特に延髄及び背ビレあたりのこれまで落としきれていなかったウロコがとてもきれいに取れる。
これまでその部分はウロコの巻き込みを嫌って出刃の先で皮を削いでいたものが、金束子で擦ると普通に捌けてとても楽。
開店以来およそ10年、各種魚類の解体や保存方法において我流のトライアンドエラーを繰り返してきましたが、ここへ来て一番使用頻度の高いカンパチで大きめな変革。
きちんと調理の修行を積めばトライアンドエラーとか無く最初からいい感じの料理を提供できてたなー、という視点は捨て置き、各方面において昨日より今日の方がちょっといい店になっていることと思いますので、本日もご来店お待ちしています。
今日のおすすめは冒頭で述べたとおり【御前崎産 スルメイカ】。
イカの市場価格が爆上がりしているなか、お客さんが御前崎で釣ってきたイカでボロ儲けだ!!
ということですので、ご来店の際にはぜひ。
よろしくお願いいたします。
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開店 17:30
閉店 24:00
(ラストオーダー 23:00)
定休日 木曜
ご予約はこちら!!
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本日の日替りメニュー
【冬季限定・鍋!!】
・湯豆腐 1,000(1,100)
・もつ鍋 1,400(1.540)
・かき鍋 1,600(1,740)
・鶏ちゃんこ鍋 1,600(1,740)
・豚キムチ鍋 1,800()1,980
・〆ゾースイセット 200
・〆うどんセット 200
【季節のジェラート】
・シャインマスカット 200(220)
【売切御免の限定地酒】
・獺祭 純米吟醸45 山口 950(1,045)
※その他定番メニューも多数ございます
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