独身男性である彼は、旅行に行くにあたって
「一緒に行く相手と年も離れてるし、家族にも他の知り合いにも言えないからさあ。ナオにだけ行き先言っとくよ。
もし事故とかに遭って帰って来なかったら、『ナオに聞け』って伝言だけ家族に残しとくから」
「一緒に行く子もまだ付き合い浅いから、実は美人局かもしれないでしょ?」
などとニヤニヤしながら言っていたが、僕はそれを
・このご時世、「43歳独身が26歳独身と旅行に行く」の何が恥ずかしいのかが分からない
・万が一の際の家族への伝言などは時間で投稿されるネット上のサービスを利用する、もしくは自宅に書き置きを残す、で事足りるため、わざわざ家族と面識の無い僕を噛ませる理由が無い
などの理由から、彼お得意のジョークと受け取り、共通の友人へ「なんかあいつシルバーウィークに若い子と旅行行くらしいよ」と話した。
そして共通の友人は彼に「お前若い子と旅行行くらしいじゃん」と話し、彼は僕に「え、ナオにだけ言っとくって言ったじゃん!!なんで話してんの!?」と言った。
僕はそれに対し
「はあ?あのノリで喋っといてガチ秘密ってことはねえだろ、バカかよ。」
「お前と俺が仲良かったとて、面識ないお前の家族が俺にお前の居場所を聞く、の意味もわからん。お前んちのテーブルにでも書き置き残せや。」
「そもお前独身で、彼女だか知り合いだかも独身で、独身二人が旅行すんのを秘密にする理由がねえだろ。」
「『相手の歳が若い』でお前が恥ずかしかったとて、あいつ(共通の友人)も俺もお前の家族と面識ないし、外に漏れないこの内輪で話すに何が悪いんだよ」
とたたみ込むように切り返す。
彼は
「いやでも『ナオにだけ言っとく』って言ったでしょ、普通はあれで『これは秘密の話なんだな』って分かるよ。
ほんと人の気持ちわかんないよね。」
と食い下がるが、僕もまた
「笑いながら話すギャグベースの話に秘密を折り込もうとすんな、人付き合い下手くそか」
と跳ね除ける。
結局彼は納得せず、「じゃあいいよ、もうナオにはこういう話はしないからさあ」と言って、そのまま旅行へ行った。

オチへ続く
時は降って一昨日、彼のインスタストーリーを見ると、そこには「日本に支店のないレストランの名入り皿」が写っていた。
こいつ頭沸いてる、と思いて彼に
「『ほんと人の気持ちわかんないよね』まで言っといて海外旅行匂わせストーリーとか、何が秘密かぶっ殺すぞ」
とLINEを送ると、まずまずすぐに
「投稿する気無かったんだけど、うっかり上げたら評判いいからそのまま投稿しちゃってるんだよね〜」
という返信が来た。
痴呆の走りからその場の思い付きでいちゃもん付けたかっただけかカス老害が過ぎるもうお前に一回り強年下と付き合う資格はない婚活じゃなくて終活始めろ近しい友人として世の若者のために俺が責任持って引導渡そうそもそも大前提として「家族に言えない」と認識してる対象と交際を試みるないい年こいて頭チ◯チ◯か!!あと小話としてブログに書こう!!と思いました。
雨に振り込められしシルバーウィーク、私からの思い出は上記の話と「雨の日曜に意外とお客さんが来てくれた」の2点となります。
「台風が過ぎ去った火曜も結構お客さん来てくれた」も増やしたいと思いますので、本日はご来店をぜひ。
オススメは【岩手産 柳たこ】です、よろしくお願いいたします!!

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